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1%の奇跡#13

ハンジュ化学会長の一人娘であるチュヒはチェインの妹であるチェヨンを呼び出す。タヒョンのことを詳しく知りたいのだが、チェヨンはよく知らない、と答える。タヒョンはチェインとは釣り合わない、とチュヒは言い切る。

チェインはタヒョンの機嫌をとるので苦労している。チュヒは妹みたいな奴だから気にするな、と言っても、訊かれもしないのにあれこれ弁解するのはおかしい、と反対に余計疑われる。映画がだめになったので公園で似顔絵を描いてもらうことになる。タヒョンのリクエストだったのに、彼女はむっつりしたまま。チェインは笑顔の似顔絵なのに、タヒョンはふくれっ面。「機嫌を取るために付き合った、恥ずかしかった」と言うチェインに、「いつも思い通りにするのに何で今日は」とまだ疑うタヒョン。チェインのアイデアでお互い相手の似顔絵を持って帰ることにする。

家の前まで来てもタヒョンの機嫌は直らない。男ならいくらでもいる、と強がるタヒョンに、「テハから連絡が?」とチェイン。「お見合するの」「子供を連れて行く」「それは女の使う手よ」「ぶち壊してやる。他の男に会うな」と言い、中に入ろうとするタヒョンを「まだ10分ある」と言って抱こうとするが、「うちの時計は5分進んでいるの」とあっさりかわされる。

自分の部屋に帰ったチェインはタヒョンの似顔絵を額に入れてご機嫌だ。タヒョンに電話するが、彼女はまだチュヒのことを気にして浮かない顔をしている。チェインの似顔絵を見ているタヒョンにヒョンジンは「ケンカばかりしていると思えば、ちゃんと恋愛してるのね」と声をかけるが、「違うわ」と答える。

チュヒはチェインの実家を訪ね、母親にセリーヌのバックを贈る。高価なものは受け取れないから、気持ちだけ頂く、と言う母親に、代わりに夕飯をご馳走してください、と言うチュヒ。結局おじいさん、キム秘書を交えての夕食の席に座る。おじいさんに、「学生時代からチェインが好きだった。アメリカにいても彼のことをずっと思っていた」と言う。「頑固で短気で、思い通りにしないと気が済まないチェインのどこがいいんだ?」「賢いし、リーダーシップがあるのが好きです」「ソンヒョングループの三代目だからか?」「違うとは言えません」「私の跡取りではないよ。財産目当てなら他をあたったほうがいい」「私はハンジュ化学会長の一人娘です。おじいさんのお金がなくても十分財産はあります」と金目当てでないことを強調する。

タヒョンの両親は二人の付き合いが真剣だとやっと気がつくようになった。「門限は守るし、タダが忙しいと学校まで迎えに来るし」本人の性格に問題がある上に家にも問題があるのが心配なのだが。

チュヒはホテルの企画室までチェインに会いに来る。先約があるから帰れ、と言われても平気でチェインの後を付いて行く。ホテルの入り口でタヒョンの姿を見ると、チェインの腕に手をかけ自己紹介をした上で、「ランチに行くので一緒にどうですか?」と誘う。チェイン、怒るがタヒョンに「大声を出さないで」とたしなめられる。チェインはタヒョンの肩を抱いて、チュヒをその場に置いたまま二人で外に出る。

タヒョンはチュヒが気にかかる。「この機会に反省しろ、あんたが男といるとどれほど気分が悪かったか、俺だから我慢したんだ」と言うチェイン。帰りに駅まで送ろうとするが、一人で大丈夫とタヒョンは断る。仕事の電話が掛かってきたチェインはその場でタヒョンを降ろす。そこにチュヒが待ち構えており、タヒョンを喫茶店に誘う。女同士で解決しよう、と言って、「12歳のときから好きだった。二人の関係がどうであれ、チェインは私と結婚する」と言いきる。

チェインは野心のある人だから、自分の援助で夢をかなえられる、と言うチュヒにタヒョンは「チェインさんは女性の助けなしでもやっていける人」と反論。チュヒはひるまない。「彼にはやりたいことがたくさんある。あなたに何ができるの?家柄の違う結婚は大変よ」「それでも私たちは努力しています。お互いの欠点をカバーしながら」チュヒは最後に「私は男性の決断を待てない」と強気な言葉を残す。

チュヒに対しては強く出たものの、タヒョンの表情は冴えない。チェインは無事に家に着いたか電話で聞こうとするが、タヒョンは電話に出ない。タヒョンの様子がおかしいことに両親も気づく。「早く帰っても心配だなあ」

ホテルで会議中のチェイン。会議後タヒョンに電話するも10回かけてやっと通じる。仕事が入って送らなかったことをタヒョンがすねていると思い込んでいる。そうじゃない、と言う彼女に、それじゃあ何だ、と尋ねても「切るわよ」と言われる始末。気になって仕事ができない。会議の再開を2時間後と決めて、すぐにインチョンに向かう。

タヒョンを呼び出し、機嫌の悪い理由を尋ねるがタヒョンは言うことはないと言う。「話すまで帰さない。俺をイライラさせたいのか?」それでもタヒョンは「今は話せない」。会議の再開をさらに30分遅らせて、「俺に、仕事より女を優先させるな」とせまるが、タヒョンは何も言わない。収穫なしで仕事に戻らなければならなくなったチェインは不安で仕方がない。

翌日、チェインは学校までタヒョンに会いに行く。とにかく落ち着かないのだ。
「話してくれ。俺が悪いことでもしたのか?」「やはり夢は財閥を作ること?」「当然だ。じいさん以上の財閥だ」「なぜ?私が協力できることでもいいじゃないの。私は援助ができないわ」「バカだな、他人の金は要らない。誰が頼んだ?俺を誤解するな。女の財産を狙うなら去年のうちに結婚していた。ボスがすごい女を連れてきた。急にどうしたんだ?」タヒョンが自分には援助できるお金がない、と言うと、「そんなこと考えていたのか?」と彼女の手を取り、「そんな自信のないことを考えるのはタダらしくない」「チェインさんのせいで私変わったみたい」「俺も変わった。援助は要らない。その他のことで助けてくれ。すねるな、他の男と見合するな、ただ俺だけを待っていろ」と黙っているタヒョンの手に再び手を重ね、見つめ合う。

再びチェインのオフィスにチュヒがやってくる。「パパが会いたいって」父親にチェインが好きだと言ったのだ。「仕事と彼女のこと以外考えられない」と断るチェインに、「チェインさんに必要なのは私よ」と譲らない。

ここでチェインはタヒョンに対する自分の気持ちを堂々とチュヒに述べる。(本当はタヒョン本人に言えばいいものを。)

「愛は協力関係ではない。持っているものを全部与えてもまだ何か与えたい。その気持ちが愛だ」「愛は取引ではない。彼女と付き合ってそれを知った」「本気だ」「お互いに相手を必要としている。俺に幸せを運ぶのは、キム・ダヒョン先生だよ。幸せは愛の結果だと俺に教えてくれた」

翌朝の新聞。『ソンヒョン財閥のイ・ジェイン氏はハンジュ化学会長の娘ハン・ジュヒさんと結婚する模様』という記事が二人の写真入で出ている。ソンヒョン財閥はこれによりハンジュ化学と共同でビジネスを拡大する、というものだ。事務所には問い合わせの電話が次々と掛かってくる。チェインはすぐタヒョンに電話するが、つかまらない。学校に向かうチェイン。その頃タヒョンは新聞を手にしたまま呆然としている。

学校に着くと帰宅した、と言われ家の外でタヒョンを待つ。イライラしながらも辛抱強く待っていると、暗くなってやっとタヒョンが帰ってくる。「こんな時間まで何をしていた!」と怒鳴る。にらみつけるタヒョン。「タダらしくない、色々訊いて怒れよ」「他人の婚約者を?婚約おめでとう」「誤報だ。あんたは俺を信じるべきだ」「どうして信じるのよ」「デタラメに惑わされないで俺を信じろ!」「怒りに来たの?」「ごめん」「じゃ、本当に婚約?」「あんたがいるのに他の女と婚約するかよ。俺を悩ますのはタダだけで十分だ。一人でも手に余るのに」「申し分のない結婚相手なのに、惜しくない?」

by 1-100miracle | 2008-04-29 06:21 | 1%の奇跡  

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